空海と密教美術展

上野の東京国立博物館で行われている空海と密教美術展に行ってきました。空海で統一された様々な国宝や重要文化財。実にすばらしいものが多く、圧倒された。一気に5カ所くらい寺を回ったような充実感。音声ガイドは借りたほうが良いです。



胎蔵界曼荼羅


都で様々な学問を修めながらも「儒学では社会の矛盾を解決できない」と思った空海は、大自然の中で荒行を積む様になり20歳で出家。奈良の寺院で「大日経」を発見し、中国行きを決意。


31歳の時、私費で遣唐使船に乗り、中国入りを果たす。唐では仏教以外にも梵語道教キリスト教ゾロアスター教等を独学。運命のようなかたちで青龍寺の恵果和尚と出会い、密教の奥義を伝授。帰国後、真言宗を起こし布教活動を行う。また教育や建築活動にも熱心で、庶民のための学校などを設立・運営なども行った。



金剛界曼荼羅


密教の教えは奥深く、図像など用いないと理解できない」という言葉を残した弘法大師空海。造形を重視した真言密教の名品の数々が展示されている 空海と密教美術展は9月25日まで開催。


公式ページは http://kukai2011.jp/


※参考ページ
空海 - Wikipedia
空海 - Google 画像検索
弘法大師・空海(774-835)
弘法大師空海年表
ダライ・ラマ14世のツイートの日本語訳